原爆の日に子どもたちに伝えたいこと

今日8月6日は

広島の人にとっては特別な日

ワタシも

8時15分には黙祷しました

 

 

 

 

 

 

この日が来ると

いつも想い出す方がいます

 

 

今は

もうやってないですが

 

 

 

 

 

100円レンタカーをやってた時に

いつもレンタルされてたT様

 

 

今はもう80代後半の方

クルマは乗られてません

 

 

だけど

数年前までは

 

 

 

8月6日にあわせて
友人知人や親戚のお墓参りに行くために

毎年レンタルの予約をされてました

その時に
 

 

イロイロとお話を

聞かせていただいたことがあります

 

 

 

T様は昨日のことのように

お話してくださいました
 

 

 

T様は
その当時は中学生

その日
学校では授業ではなく

 

 

建物疎開

 

 

 

で
十日市の方に

行く予定だったそうです

 

 

ところが

やんちゃなT様は学校をサボって

自宅近くの本川（宗徳高校のあたり）
で泳いでたそうです

 

休憩しようと土手にあがり
建物の影にいたところ･･･

 

そこからの

記憶はないそうです

 

 

気がついたときには
建物の下敷きになっていて

 

 

 

なんとか這い出て
自宅に帰ったそうですが･･･

 

 

 

自宅もグチャグチャで

周りには火事もおきていたそうです

 

 

 

 

十日市で

建物疎開をいていた同級生たちは

 

 

 

ほとんどが即死か

生きていても数年のあいだで
亡くなっていったそうです

 

 

 

なんとか

奇跡的に助かったT様は

 

 

 

三滝のほうで集まった
遺体を焼く手伝いをしてたそうです

 

ケイスタイルのある

三篠、楠木界隈も爆風で建物は崩れたり

 

 

 

そのあと火事で

焼け野原になったそうです

 

 

 

そこらじゅうに死体があり
異様な風景だったと言っておりました

 

 

わしゃ勉強が嫌いで

学校サボリよったけぇ助かったんじゃ

 

と
笑い話のように言ってましたが

 

死んでいった

友人、知人親戚の方のお墓参りを
 

 

ずっと続けてるのは

 

残ったわしらの宿命じゃ

 

 

 

とも
言ってました

 

 

想像できないほどの
惨劇があったこの場所で

 

 

 

今
仕事や生活ができるのも

 

 

 

残ったT様たちの世代が

一生懸命に復興してきたおかげなんだな

 

 

 

なんて
改めて思いました

 

 

 

 

小学生組のうちの子たちは

登校日で学校で黙祷したようです

 

 

子供たちの

同級生の家族には

 

 

ひいおじいちゃん

ひいおばあちゃんといった方が

 

 

原爆で亡くなったという子たちも

たくさんいるようで

 

 

 

先生たちよりも

詳しく、またリアルに話を聞いてるようです

 

 

 

もう車も乗らなくなったので

なかなかお会いすることのなかったT様に

 

 

 

先日

偶然にもお会いすることができて

少しお話しできました

 

 

わしゃまだ車が乗りたいんじゃ

 

 

 

なんて

元気なことを言っておられました

 

 

この世代の方たちは

 

 

 

大変な経過をされてるからか

本当に強いというか元気だと思います

 

 

 

T様

まだまだ元気に生きて

子供たちもあの時の話をしてやって下さいね

 

 

 

 

クルマの話はないですけど
今日はこれで･･･